大逆転裁判２ －成歩堂龍ノ介の覺悟‪－‬ 12+

前作プレイは必須ですが、本家逆転裁判はやらなくても特に問題なく楽しめます。 以下良かった点
1. 塗和也さんの秀逸なキャラデザ、美麗な3Dグラフィック、荘厳な音楽で表現される19世紀末の大英帝国モチーフの世界観

2. 自動車やDNA検査などがない、当時の年代を意識した古典ミステリ

3. 巧舟氏特有の小洒落の効いたテキストや数々の小ネタ(原作シャーロック・ホームズのパロディ多め)

4. 大英帝国と第日本帝国の二つの国を跨いだ骨太で壮大かつ、巧舟氏の本気が垣間見える気合の入ったプロット 最終章で突きつけなければいけない証拠品の数は歴代最多。 どれも複雑で手強い事件内容だが、法廷パートの山場で流れる「追求への前奏曲」と「追求〜大逆転のとき」の音楽をバックに大逆転勝利を収める流れは大逆転裁判と言うタイトルにまさに相応しい。

前作の5話の犯人やスサトさんがメグンダル事件のように事件の真相が歪められるのを恐れてとった行動や、今作1話の犯人とプロフェッサー事件のきっかけを作ってしまった人、黒幕の動機などから見て、「法の限界」が本作のテーマの1つなのではないのでしょうか。

5. 惹き込まれるストーリー　　　　　　
「プロフェッサー事件」「ﾀﾋ神の呪い」「交換○人の指令」など他にもアイリスの本当の父親をめぐるミステリーなどが展開され、全て終盤でその謎が解明され、3話後半以降は広げに広げた風呂敷がジェットコースターのように畳まれていきます。

6. 前作と合わせれば50時間にも及ぶ超ボリュームだが全10章無駄な章は特に無く、ちゃんと終盤に1番の盛り上がりが来るように設計された構成 最後までやり終えた時の達成感と感動は個人的に歴代最高で、エンディングが流れ始めた時には素晴らしい作品をありがとうと拍手をせざるを得なかった。

7.各キャラクターの描写や関係性 初めは信頼されてなかったが徐々に成歩堂くんの最高のパートナーとなってくれるスサトさん ホームズとアイリスとの国境を越えた出会いと別れの物語 日本人を憎んでいるバンジークスの心境の変化 終盤のホームズと本当の「相棒」の共同推理 プロフェッサー事件に関わった人達の壮絶なドラマ などなど
全てが最高でした。

なお一方でマイナスな点はGBAやDS時代の作品の比べてテンポがやや遅いことや人によっては億劫になりそうなゲームシステムがあるので、成歩堂セレクションに比べればちょっとだけ敷居が高い。

「逆転裁判1〜3」や「ゴーストトリック」をやったひとならもう説明不要かと。
好きな人は大好きになれる、期待通りの内容だと思います。ラストまで気持ちよく駆け抜けました。
逆転シリーズが時代劇で裁判！とガラッと舞台が変わりますが、懐かしいけど新鮮さあふれる絶妙なバランスで、あっという間に登場人物たちの会話劇に引き込まれます。謎解きにも時代が違う制度ならではのシステムな反映されつつ、専門知識もいらず難易度低めで、かなりライトな気持ちで裁判ゲームが楽しめます。
謎解きの爽快感を覚えてしまえばまんまとサントラが欲しくなる。豪華声優陣にもかかわらずシナリオ中のほとんどに声が無いのもSEとBGMの演出を邪魔しなくて良。
ビジュアルも思った以上に良くて驚きました。キャラデザはかなりこだわっているようです。

選択肢間違えたときのリセットがやや面倒なところとか、巧舟節全開のセリフ回しが健在で安心したりしなかったり。
ノベルゲーなので周回したくなるものではないですが、限りある尺で没頭できる買い切りゲームの良さを思い出させてくれました。こういったちょうどいい塩梅のシナリオゲームはなかなか無いので、久しぶりにゲームやりきったなぁと感じさせてくれた。感謝。

私は最近逆転裁判シリーズにハマったものですが、
やはりキャラクターに感情移入したりかっこいいな可愛いなと愛くるしく見ています。かなり動きがあるのでストーリーだけばっさり楽しみたい！という方には
あまり…。しかしキャラクターの動きもとても可愛いのでオススメです。ストーリーも個人的には面白く、感動するシーンも何度かありました。

何度も言いますが逆転裁判シリーズの魅力はキャラクターにあると思います。もちろんストーリー展開もBGMも前作、シリーズと同様とても良く大好きです。キャラクターの一つ一つの表情、動き、言動などやり込めばやり込むほど見ていて楽しかったです。
是非、逆転裁判シリーズをプレイしたことある人もそうでない方も1度やってみて欲しいゲームです。
ストーリーを全てやるには課金が必要ですが、第1話
は無料で配信されてるので是非プレイおば。。