Mocha VNC 4+

VNCは代わる代わる試したが、マウスがそれなりに使える。
問題は、最近のバージョンアップが最新のiPadOSと合わないのか、
bulethoothマウス使うと、VNCではSmart keyboardが効かなくなる。早く修正されることを期待したい。

VNCと言えばコレ一択！と言うくらい昔からあり、機能も洗練されています。Windows同士やWinからMac、Linuxを遠隔操作可能です。初代から使っていますが現行iOSはもちろん古いiPhoneでも動く軽さは良いですね。
アプリのデータ量の小ささから見てもムダのないプログラムでコンピュータが今のように視覚的に絵で操作するGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)ではなく、文字だけで操作するCUI(コマンドラインユーザーインターフェイス)の時代からPCを使っている人なら使って見れば必ずこれがVNCアプリの中でこれがどれよりも優れている事が分かると思いますし、無料版でも十分使い物になると思います。
これだけ簡単に使え、昔からある・・・となるとプロのセキュリティに携わるエンジニアの方から見るとやはりセキュリティホールが気になるかもしれませんが、しっかりとしていてかつシンプル設計で穴が出来にくく法人利用で利用すると想定しても設定や構造を複雑にしたりユーザーからはこのソフトかAppを介してユーザー(User)からサーバー(Admin、root)側への干渉はまず持って出来ないでしょう。これは自社法人で利用するにあたり、かなり苦労しましたがデコンパイル(プログラムを言語の状態に戻すこと)をして確認した限り、私自身の初見では逆干渉は不可能だと判断しました。
それからRATなど悪意のあるマルウェアがこのソフトを介して広がる心配も無いかと思います(Admin、root側は別)。
あとセキュリティ上心配があるとすればShodanなどのハード、ソフトのデフォルトパスワードや統計学的パスワードデータのナレッジベースを使われた場合に対応する必要があると思います。といってもパスワードをデフォルトから変えるだけでしっかり対応出来るので初心者でも簡単に出来ます。
上級者であればVPNやプロキシ経由の操作も有料版は可能でWAN側からの操作を直接LANのDMZアドレスに割り当ててもしっかりガード出来る設定も隙のない設定、操作が可能でした。
ですがこのソフト開発者の方もしくは企業のmochaさんが何者なのか分かりませんが他の公開されているアプリも凄いものばかりです。LinuxユーザーなどPC上級者やCUI昔からIT業界にいる方でスマホにiOS端末を使っている方ならこのMochaSoftが公開元のAppは宝の宝庫に見えると思います。脱獄せずにiPhoneでLinuxと同じ事が出来そうです。

iPhone用のVNCクライアントの先駆け、という意味で素晴らしいと思います。
ただ、現状(v1.1)のＵＩは、とても実用には耐えられません。

画面サイズのわかりきった特定のデバイス向けの開発で、これで完成だとしたら、史上最悪のVNCクライアントです。
たぶん、もちろん今は、「PC版クライアント移植完了」＞「表示してみるテスト開始」って段階だと思います。
（iPhoneのWi-Fiの遅さを実感するテストにもなってますけど）11g絶対へん。

・2000、XP、OSXは、既存で、Vistaは、UltraVNCでいけます。
・Wi-Fi、256色、背景なし、ピクセル等倍で１FPS程度でした。つまり実使用の際はもっと遅いです。
・キーとクリックの組み合わせは、未対応でした。
・Winの右クリックはいけます。
・全画面表示は1400x1000くらいまで。スクロールさせれば2560x1600でもＯＫだった。
・カーソルの視認性確保に、タップ位置とカーソル位置がデフォでずれていて、とりあえずそこは最悪です。

メモリ的にRDPがありえない以上、VNCにがんばってもらいたいです。
Jaadu VNCが、一足早くグラボの対応レゾ外表示みたいな、シンプルなアプローチの使えるＵＩを実装しています。
追う側の宿命としてw、前者を凌駕するiPhoneらしいＵＩの実装を期待してます。

期待値、星４つで！